JIMI HENDRIX

初めてジミヘンを聴いたのは15歳の時だが、その時のことは昨日のことのように鮮明に覚えている。
エレキギターを始めてバンドを組んだばかりの頃だった。
(その頃は主に、The BeatlesやLed Zeppelin、King Crimsonを聴いていて、そのままバンドのレパートリーになっていた)
そんなある日、FMラジオでジミヘンの特集があり、カセットテープにも録音した。

初めて聴いたときは超ブッ飛んだ。
まず「Fire」(Live at San Francisco, CA, October 12, 1968)のドラムのスゴさに圧倒された。
60年代といえばビートルズのイメージしかなかったので、その時代にMitch Mitchellのようなドラマーが存在していたことが驚きだった。

そして「Purple Haze」(スタジオ録音)のリフで完全にやられた。
♩ what ever it is, that girl put a spell on me の後の旋律が全く想像を超えていたからだ。

それから「Hey Joe」(Live at Berkeley, May 30, 1970)のリフとギターソロを聴いた瞬間、今まで感じたことのない高揚感を覚えた。
その日を境に自分にとっての音楽が完全に変わってしまった。
録音したテープは毎日死ぬほど聴いた。

 

2016 東京都知事選の意味

今回の東京都知事選は都民の関心だけではなく、全国的に非常に高い関心度を持って注目された選挙である。
結果的に小池氏が、自民党支持者層の最多得票数を獲得して圧勝した。
それは(都連に限らず)「自民党の体質」に対して、多くの都民(国民)が(再び)疑問を持ち、不安を抱いている表れである、と読み取ることもできる。
これは単に都知事選だけではなく、自民党から民主党へ、そして再び自民党へ、と続く政権交代劇の延長線上にある出来事のようにも思える。
政権交代時に安倍総理が確約した「自民党の自浄作用」は本当に機能しているのだろうか、という素朴な疑問が浮上しているのだ。

テレビ朝日「モーニングショー」のコメンテーターは、
「小池氏に投票した都民は、今後の小池氏の手腕を厳しくチェックしていく必要があるだろう」とコメントし、都民の意識を小池氏個人へ向けようとしていた。
それは確かに必要なことでもあるが、メディアも含めて(というかメディアは特に)まず考えなければいけない優先順位がある。

何のために今回都知事選が行われ、なぜ小池氏が当選したのかという「意味」。
再び「無駄な選挙」を繰り返してはいけないという反省(その意味での総括と認識共有)。
それらを踏まえた今後、私達が何をしなければならないのかというパースペクティブ。

ただ単に「都知事の手腕をチェックしていく」という単一方向の行為だけではなく、可能な限り積極的に参加していく必要性があるのだろう。
その意味で今回の東京都知事選は、画期的に時代の流れを反映し、また新たな流れを作るきっかけとなった筈だ。

2015-9-02

ポコが死んで2週間が過ぎた。
自分にとってとても大きな存在だった一匹の猫。

死の瞬間の光景、フラフラと歩く弱々しい姿。
朝4時に起こしに来る時の鳴き声。食事の用意をすると足元に近寄ってくる気配。
以前はあった当たり前の日常。

それらの記憶がひと塊りとなって、何か全く別の生き物のように私の中に存在している。
その生き物がポコの記憶を呼び覚ます時、どうしようもない喪失感と深い悲しみに襲われる。

そんな自分から抜け出したいというよりも、むしろそこから離れたくなかった。
そうすることで自分が自分でいられる気がした。
深い悲しみを通じて得られる、ある種のクリアな精神状態。
最後にポコが残してくれたのだと感じている。

 

15001-2

キャンバス/アクリル(未完) 53cm×53cm

ポコが死んだ次の日から、1日3〜4時間ペースでゆっくりと描いてきた。完成にはまだ時間がかかりそうだ。