2015-9-02

ポコが死んで2週間が過ぎた。
自分にとってとても大きな存在だった一匹の猫。

死の瞬間の光景、フラフラと歩く弱々しい姿。
朝4時に起こしに来る時の鳴き声。食事の用意をすると足元に近寄ってくる気配。
以前はあった当たり前の日常。

それらの記憶がひと塊りとなって、何か全く別の生き物のように私の中に存在している。
その生き物がポコの記憶を呼び覚ます時、どうしようもない喪失感と深い悲しみに襲われる。

そんな自分から抜け出したいというよりも、むしろそこから離れたくなかった。
そうすることで自分が自分でいられる気がした。
深い悲しみを通じて得られる、ある種のクリアな精神状態。
最後にポコが残してくれたのだと感じている。

 

15001-2

キャンバス/アクリル(未完) 53cm×53cm

ポコが死んだ次の日から、1日3〜4時間ペースでゆっくりと描いてきた。完成にはまだ時間がかかりそうだ。